【不動産売却】売主・買主の契約条件合意後に、条件の良い新たな買主が現れた場合の契約締結の順位について
2024/01/21
こんにちは!
柊不動産の一戸です!
今回のテーマはちょっと長いんですが、
「売主・買主の契約条件合意後に、条件の良い新たな買主が現れた場合の契約締結の順位」について解説していきます!
不動産購入をこれから検討する方、不動産売却をこれから検討する方、いずれにも該当するテーマなので、少々お付き合いをいただければと思います。
上記をわかりやすい事例で例えると、
売る人 Aさん
と
買う人 Bさん
が
不動産 C物件
をこの条件であればOKという合意をした上で、不動産の購入・売却を進めることになり、契約日も決まった。
契約日より前に、C物件を新たに購入したい!と
購入希望者 Dさん
が現れた。
DさんはBさんよりも、Aさんにメリットが多い購入条件を提示し、Bさんでは無くDにC物件を売って欲しい!と申し出た。
Aさんにとっては、Bさんより条件の良いDさんを選びたい心情。
しかし、売買契約はAさんとBさんとで意思合意し、前向きに進めている。
はたしてこの状況で、Aさんは誰と売買契約を行うことが出来るか?
という例です。
結論から先に言います。
売主Aさんは、BさんともDさんとも、一人選んで契約を行うことが可能です。
Bさんは元々合意があったため、問題無し。
Dさんは後からの申し出ではあるが、Bさんよりも良い条件提示をしているかつAさんとBさんは売買契約締結前であるという条件下なので、Dさんとも取引を選択することが可能です。
ただし!
Aさんは、Dさんと売買契約を進める選択をした場合、いくつか注意点があります!
①状況によって、AさんはBさんから損害賠償請求を受ける可能性があるということ
②仲介を委託している場合、不動産会社との協議を綿密に行わなければ、不動産会社ともトラブルになり、賠償問題に発展する場合があるということ
Aさん側は、この二点は要注意です!
そして、BさんはC物件を無事に購入出来れば、ホッとした気持ちが半分、かなりモヤモヤした気持ちが半分になるかと思います。
最悪な事態として、DさんにC物件を買われてしまい、Bさんはまた違う物件を探さなければならなくなってしまった場合、言葉に出来ないような感情になるかと思います。
最悪な事態を避けるために、こういうケースを想定した、事前協議を行うようにした方が良いです。
あと最も大事なことは、もし取引ができなくても、AさんとDさんを恨まない事です。
不動産取引とは「ご縁」がとても重要になります。
残念ですが、一度「あや」がついてしまった商談は、その後もうまく行き辛いものです。
中々割り切れない点もあるかと思いますし、お気持ちを汲む事しかできませんが、別な物件で良きご縁を探した方が円満です。
ただし!実費で損害が出ている場合は賠償請求等の協議は視野に入れても良いかと思います。
Dさんは特に悪いことをしている訳ではありませんので、本当にその物件でなければいけない理由が明確にある場合は、良き条件を提示して交渉することは問題無いかと思います。
Dさん側が後順位から繰り上がって商談が進む場合は、上記のような背景があることを踏まえながら、円滑な商談を進めるのが望ましいと思います。
長々となりましたが、私自身12年間の不動産営業の中で、こういった事例は20件程経験してきました。
後味が悪くなったケースが大半ですが、商談自体が全て無くなったケース、訴訟が行われたケース、逆に関係各者全員が円満に終わったケースもありました。
結果、事前協議の大切さを教訓に取引を行うのが安全だと再認識させられますね。
皆様もこういったケースがあるかもしれませんので、ご注意下さいね。
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では!
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